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December, 1999

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12月31日(金)

エイジさんが完全に風邪をひきはじめている。
どうやら、朝からのっそりぐったりだな、と思ったら、かなり熱かった。
何度かは分からない。何故なら、うちには、体温計がないから(T_T)
(買えや!by一同)

仕方ないので、私はエイジさんを一人アパートに残して己で年越しそばと、お餅を購入しに出かけることにした。
運悪く、外は雨で、昼間だというのに薄暗くて風も出ている。おまけに霧もでているくさい。

エイジ「運転大丈夫か?」
かえ 「大丈夫大丈夫。ゆっくり運転するから」

と言い残して、今だ壊れたメガネを運転中に愛用する私はアパートを後にした。
まずは、「うわばきや」こと、「宇和島屋」へ。大体大晦日なんかに、日本食スーパーが開いているのか不安だったが、
「去年は開いてた」というエイジの言葉を頼りに、出発することにした。

30分くらいかかって到着するも混み混みの模様で、駐車場のスペースさえも誰かが出てきて、空くのを待っている状態。
みんな、誰か出てこないかと今か今かと、駐車場内をのろのろ運転しているありさまだった。
古い、エイジの「広瀬香美」ベストアルバム(本人はKさんからもらったと言っていたが)のテープで、
車内大合唱を開催していた、私も、テープを集中のためとめて、今か今かと誰かが出て来るのを待った。

おっと、老夫婦が出て来た!
こうなりゃ、椅子取り合戦状態。運良く私がのろのろ運転をしていたすぐ側だったので、余裕で止めようとすると、
向こうからも同じスペースを狙って向かって来た車がいたので、「にゃろー!」等とぬかしつつ、
私は車の頭半分をスペースに突っ込み、デッドヒートの末、なんとか確保。

なんとか、トーラスを止め、雨が降りしきる中を、駆け足でスーパーに入ろうとすると、
今度はショッピングカートがない!にゃろーそんなに混んでいやがるのか。
辺りを見まわすと、さっき私が止めた車のすぐ側にひとつ雨に濡れたカートが駐車場にひとつぽつんと転がっている。

かえ「shit」

負け犬のごとく、今来た道をまた雨に濡れつつ、カートを取りに行くはめになった。

ここで、年越しそばなるものを大探しするが、見当たらず。
スーパーを3周くらいしてやっと見つけたものは、韓国製のあやしいそばだった。
見た目は似ているけど、韓国製だ。うーん、日本製がいいのに。
仕方ないので、それとお餅をゲットしてレジに並ぼうとすると、これまた、長蛇の列。レジは8個くらいあるのに、
全てが10m以上あほの子のように並んでいるのだから、そりゃ、駐車場も満杯になるわな、って感じ。
軽く10分以上待ったね。やっと車の中に戻り、さっきの韓国製そばが気になったので、
もう1度取り出してよく写真を見てみると、全部ハングル文字だったため気づかなかったが、
その写真には、ざるそばが、くしくも描かれていた(泣)

かえ「shit」

ま、まあ、スープだけ、別に作ればいいよね。しかし年越しそばにざるそばなんて聞いた事ない
な。まあいいや。

その後、日本のビデオ屋に寄り、ビデオを4本ほどげっちゅ−したのちに、帰る事にした。
帰りに近所のアメリカのスーパーにも寄ったんだけど、ここでもレジは長蛇の列で、
みんな、Y2Kに備えるべく買い物をしているのかもしれないが、最後の最後の日になって、買い物なんかしないで、
早めに終わらせておけよ(おまえもな)。

私はこっち時間の朝に、日本は特に大きな問題(停電等)もなくY2Kを向かえたというニュースをゲットしていたので、
余裕をかまして、ろうそく、懐中電灯、非常食なるものは何も買わなかった。

家を出てから3時間以上も経っていたので、エイジさんに「帰るコール」でもしてあげようと
思って、電話すると、ぷるるるぷるるると、なかなかでないではないか。

かえ 「(っち。ネットしてるな)」

カチャ

エイジ「もしもし」
かえ 「お楽しみ中申し訳ないですね(嫌味度満点)」
エイジ「ん?」
かえ 「インターネット中のところ、大した用もないのに申し訳ないのですが(ニヤニヤ)」
エイジ「ああ、ネットか。そう言えばつなげっぱなしだったかな」
かえ 「そ。とにかく今から帰りますので。」
エイジ「わかった」

帰って来ると、エイジは毛布にくるまったままソファーに横になり、テレビを見ていた。
ふたりともおなかが空いていたので、とりあえず、韓国製のおそばを試食することにした。
うーん、なんというべきか・・・うどんのような味わいというかなんというか。
ちょっとだしの味付けに手間どって、私がそばを伸ばしてしまったという失敗もあったのだが。
(おおいにあったなbyエイジ)

エイジ「ま、韓国製だから、ちょっと違ったもんで作ってんだろうな」
かえ 「ま、ね」

おそばよりも一緒に作ったおむすびに手がのびつつ、1900年代最後の大晦日の夜は病人と一緒にふけていった。


 12月30日(木)

ゴホッゴホッゲー
エイジさんが風邪をひきはじめたらしい(わしゃ化けもんかbyエイジ)
昨日から薬を飲んでるみたいなんだけど一向に変わらないらしい。
おまけに年末だというのに仕事の方もトラブル発生で忙しいらしい。
食欲がない、と言ってくれれば私の方はかなり助かるのに、食欲だけはあるらしい(T_T)
せっかく年末で新しい年を迎えようとしているのに、これ以上ひどくならないといいけど。
彼は今日で仕事納め。明日31日からお休みになるから明日は大掃除にかりだそうと思っていたのに、
病人をかりだして大掃除というのも良心が痛むので、私が今からアローンでするはめになりそう。とんだ誤算。

おせち料理は材料がないから作れないよねーなんてごまかしているけど、
実際は材料があったとしたって作れない・・・(許せ>エイジ)
せめて、お雑煮だけは食べたいから明日買ってくる事
にした。お雑煮ってだし汁と煮っころがせばいいの?ま、なんとかなるっぺ(茨城風味)

とにかく今日はエイジ先輩の風邪が早く治りますように、というこのくるおしい想いを込めて書いてみた。
早く元気になってね。


 12月28日(火)

今日は朝からチャットをしていた。高校時代からの悪友MとY。
どうやら最近MがICQを入れたらしくて久しぶりにチャットをすることにした。Yとは去年の今ごろ会ったけど、
Mとはもう5年くらい会ってないんじゃないかな。話は4人グループのもう一人のAの話だった。

Aの元彼の奥さんが彼のお母さんを刺したらしい。

びっくりしたー。AとSさん(前の彼)は、5年くらい付き合っていたんだけど、
彼が札幌に転勤になったのをきっかけにだんだん疎遠になっていって、今年のはじめ頃に別れた。
そしてSさんはそのたった半年後に結婚。そしてすぐに、Sさんのお母さんの脳の血管が切れて、ぼけがはじまった。

Sさんは毎日仕事が忙しくて帰って来るのはいつも12時を過ぎていたらしく、
お父さんは健在なのだが、事実上毎日面倒を見ていたのは奥さんらしかった。
でも、お母さんは奥さんの顔も名前もわからない状態だったらしい。
詳しく何があったのかはわからないけど、とにかく精神的に追いやられた奥さんは、義母であるSさんのお母さんを刺してしまったらしい。
命に別条とかはないらしいけど。

で、お母さんは私の友達A(どうやら奥さんのことはわからないらしいがAのことは覚えているらしい)にどうしても会いたいと言ってるから、
会ってやってくれ、とSさんに懇願されて、Aは迷った挙句、札幌にお見舞いに行ったらしかった。

5年間も付き合っていたんだから、お母さんとも親しくしていたのかもしれないけど、実際Sさんは結婚しているのだし、
今の奥さんの立場的なことを考えても、Aが会いに行くのはどうかと思うけど・・・。
他人事ながら、Sさん夫婦のこれからはどうなるのかな、と思った。

実母を刺されたSさんは奥さんとこれからも何事もなかったように結婚生活を続けていけるのか、とか、
奥さんとしても離婚したいだろうな、とか、下世話ながらふたりがこれからどうなるのか、気になった。
どちらにしても、Sさんが奥さんが追い詰められている精神状態に早く気づいてあげていれば今回のことは起きなかったんじゃないかな。
それでいて、お母さんが会いたがっているから、なんていって、Aにお見舞いに来させるなんて、
Sさんはマザコンなのかもしれない。

この一件を聞いて私が思ったのは、実は今Aが付き合っている人にも年老いたお母さんがいて、
そのためにAはその彼との結婚を思いとどまっていること。
Sさんの奥さんと自分が同じ状況になりかねないと思っているに違いない。

goes around comes around

結局、そういうのって回り回って自分のところにも返って来るのかもしれない。
Sさんと別れて、お母さんのことから逃れたと思ったら、今度付き合った人にも年老いた母親がいるなんて・・・

今回のことは決して他人事と笑って済まされるニュースではなかった。
刺されたお母さんもかわいそうだけど、奥さんの精神状態を思うともっとかわいそうだと思う。
旦那さんが間に入ってしっかりしてあげてれば・・・と思う。結果論なんだろうけど。


 12月26日(日)

忙しい朝だった。朝7時に起床した後すぐにシャワーに入り、帰り支度。
あーあ、今日でこのやしの木極楽晴天生活ともお別れか。
また、曇天極寒ネット生活に戻るのかあ、等と思いつつパッキング。

いつもチェックアウトぎりぎりに準備完了の私たちにはめずらしく、予定時間の1時間前、8時15分にはふたりとも準備完了していた。
シャトルバスが9時15分にピックアップに来るはずだから、全然余裕だなあ、なんて思いつつ朝ごはんどこに食べに行こうか、
等とエイジと話していたら、8時半に電話が鳴った。

かえ  「ハロー」
フロント「シャトルバスがもう来てますよ」
かえ  「そうですか、サンキュー」

かえ  「シャトルバスが来たって」
エイジ 「えー?9時15分の予定じゃなかったっけ?」
かえ  「あーーー!!そうじゃんーー!!なんでもう来てんのおおお?!」

もともと9時15分の予定なんだし、早く来たのはそっちの責任!という結末になり、私たちは少しだけゆっくりとし、
エイジはプールサイドwithやしの木で、まったりと喫煙を満喫していた。
(つうか、禁煙ルームだったため、プールサイドでしか吸えなかったんだけどね・・・)

だらだらとチェックアウトを済ませ、外に出ると、いかにも貧乏ゆすりして待ってた顔の、運転手が出てきた。

かえ  「早かったんすね。9時15分の予定だったんですけど」
運ちゃん「えー、8時45分って聞いたんだけど」
かえ  「そんなはずないっすよ」

もうひとカップルピックアップして一路、LAX空港へと向かった。
私たちのフライトは夜の8時20分だったのでまだ嫌ちゅうほど時間があったので、
荷物をロッカーの中に入れて、ユニバーサルスタジオへと繰り出すことにした。
車を降りた所はまさに、パンフレットなどでよく見る電光の看板があって、「うおおおお」と言いつつ、写真撮影を済ませた。
予定外に、長時間入場券を買うのに待たされたが、なんとか、入れた。

まずは、3Dの映画を見せてくれるというターミネ−ター2の所へ並んだ。
3Dのかなりイケてるメガネを着用しつつ映画を見るらしい。
始まってみると、案の定化け物が飛び出して来たり、それはもう3Dの応酬だったが、
ひとつ気がついたことは、化け物や破片が飛び出してくる度にエイジが横で「うおおお」といちいち声高々だった。
挙句の果てに、最後は映画の画面の中と同じように、こっちの座席もドーンと落ちるというびっくりおまけが付いていたのだが、
案の上エイジは、「うわああああああ」とこれまた声高々に嗚咽を発せられ、周りの子供も変な目で見ているくらいだったので、
私は耐え切れずそそくさと会場を後にした。

次は、映画ジュラシックパークがテーマのボートに乗って行く乗り物だったんだけど、
これの最後に、どどーんとボートが落下するというのがメインイベントらしかった。
途中で、カッパを配布していたんだけど、「まあそんなに濡れないだろう」と強気でいたら、
端に座ったエイジはびしょびしょに濡れ濡れだった。

「髪の毛がえらいことになってるよ」と指摘しつつ、次は、映画Backdraftのテーマで、火を使った特撮のことをやっている所だった。
これまた、熱いのが感じるほど実際に火がぼうぼうと燃やされ最後には、立ってるところがドーンと落ちる仕組みになっていたのだが、
これまた、エイジは当然のごとく、異常にびっくりしていた。「あれはずるいよな」byエイジ談

その後、Back to the Future の乗り物に乗りつつ、おみやげをひとつだけ購入して(エイジさん会社用のコーヒー入れ)シャトルを待った。
今度は6時ちょうど予定通りきっかりに現れ私たちは7時前にはLAXに到着した。
チェックインを済ませ予定通り8時20分に飛行機はジェルスの街を離れて行き、
私たちは予定より10分ほど早い10時半にポートランド空港に到着した。
空港のターミナルから駐車場に向かうシャトルバスに乗り込むまではよかったのだが私たちは25E辺りにとめたことくらいしか覚えてなくて、
どこで降りていいのかわからず、適当に降りてみた。(なんとバス停は12個もあったのだ!)

そしてどんくさいことに、25Eをさがしている間に明かりのほとんどない巨大駐車場で私とエイジははぐれてしまった。

かえ「shit」

しかし、私はその後すぐに25Eを見つけ、極寒の中、スカートをはいていた私は速攻で、車に
乗りこんでしばらくエイジを待ってみたが、一向に現れない。

かえ「なにやってんだか・・・」

仕方ないので、車を走らせ、エイジ探しの旅に出た。20分後エイジらしき人物がうろついていたので、
クラクションを鳴らすと、こっちを向いたが、また歩きはじめた。

かえ「・・・」

駐車場でのバックも危険なので、向きを変えて追いかけるとそれはやっぱりエイジさんだった。

かえ「お疲れ」

時計はすでに夜の11時半だった。
ポートランドに着陸してからすでに1時間、駐車場では、30分以上費やしたとみられる。
あと1時間あったらLAにとんぼ帰りできてる長さだった。

私たちは疲れていた。何が疲れたって暗闇の車&エイジ探し。
久しぶりの我がベッドの感触を味わう暇もなく私たちは横になると同時にのび太のごとく眠りついていた。


 12月25日(土)

しかし今日は全く不思議なことが起こった。
オレゴンのアパートのベッドではいつも向かって左側に私、右側にエイジが寝ていてそのポジションはいつももう決まっているのだが、
ここLAに来てからのホテルのベッドのポジションは全く逆で、私が右側エイジが左側に寝ていた。

クリスマスの夜もケーキをホテルで食べた後、同じ位置で寝ていたんだけど、朝起きると位置が逆になっていた。

エイジ 「あれ?なんで俺が右に寝てんだ?」
かえ  「あれー?寝た時は逆だったよねえ?私途中トイレに起きてないよ」
エイジ 「俺も」

おっかしいことが起こるもんだ。
ふたりともトイレに起きてないとすると、どういうことかボデーがからまり、交差し、そして逆のポジションに移動したことになる。
そんなことってあるんだろうか。謎は深まるばかりだ。