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やっと3時間の待ち時間も終わり、私はエアカナダの成田行きに乗り込んだ。 ところで、飛行機の中というのは、私は普段に比べて意外に小心者になる。 それと、座席のリクライニング。 今回はアメリカ国内線と違って、乗ってる客も日本人ばっかりなので、隣りに人は座ってないにしろ、 日記を書き始めたのはいいんだけど、 自意識過剰のまま、私を乗せたエアカナダ成田行き3便は着実に太平洋を横断し日本へと近づいていた。 |
ボストンの街がだんだん小さくなって行った。 フェニックス(アリゾナ州)で乗り継ぎ、ポートランドに着いたのは夜中の12時半。 この日は小雨が降っていたので、バンクーバーまでは小型飛行機だから、 そうこうしているうちに、たった1時間ほどのフライトで、日本行きへの乗り換え都市であるカナダのバンクーバーに着く。 エアカナダの関空、名古屋、成田行きは勿論の事、同じエアカナダの上海、北京行きや、 |
私はこの日ボストンを出発する。とっても短く感じたボストン滞在だけど。 学校へ向かう車の中ではとりたてて平静を装ったし、ティファニーもいつもと変わらなかった。 私は、「またすぐに会おうね」と言った。 ティファニーは元旦那と車から降り、学校の中に入って行く。私は車の中から見守った。 しばらくして、ティファニーを先生に預けて戻ってきた元旦那が私の滞在先まで送ってくれ、 ボストンの空港まで向かう時のタクシーの運転手はレバノン人らしかった。 私はアメリカに長くいるけど、これから長くいても決してアメリカ人にはなれないと思うし、 レバノンの彼の家にはアフリカ人の住み込みのお手伝いさんもいるのだと言う。 成田→オレゴンの国際便往復チケットと、オレゴン→ボストンのアメリカ国内便往復チケットを私は別買いしたので、 とりあえず、私はオレゴンへ行くための、フライト乗り継ぎ都市であるフェニックス(アリゾナ州)へ向けて出発した。 |
実は昨日の日記は↓に書いたのよりも全然暴言を吐いた日記を書いていたのだけど、 元旦那が私とティファニーを2人っきりで会えなくしようとしている事は、本当にティファニーの事が心配とかではなくて、 私は頭を下げて再び今日会わせてもらった。今日はボストン最終日だから。 「ティファニーもだいぶ分かるんだから、何にも言わないで出て行かないで、明日帰るという事を伝えておけ」と、 でも今回私は泣かなかった。 ♪ゆーびきーりげんまんウソついたら針千本のーます、ってやつ。日本語で。 ティファニーは明日はプリスクールがある。早起きしなくちゃいけない。 耳の上からおでこにかけての髪の毛の生え際から髪の毛をなでられるのが、ティファニーは生まれてからずっと好きだった。 ティファニーが眠った後、私はイエローページから、ボストン中のFamily
Law専門の弁護士の名前と連絡先を、 やっと終わってそろそろ寝ようと思って時計を見ると、夜中の2時を過ぎていた。 日本に帰国したらお金を貯めて早くまたボストンに来れるようにしよう。絶対にしよう。 |
夜なのにベッドの隣りにはティファニーがいない。 |
やられた。 8月から9月にかけて、歯医者に通いまくり全て治療済ませて日本に帰国したはずなのに、激痛が走る。 しかも今朝起きると、腫れているのである。 日本に帰国するまでもつかな。 そうすると、なんとエイジも今日せんべいを食べていたら、歯がかけたと言うではないか!(それか詰め物が取れた) しかしなあ。9月に治療したんだよ?このやぶ医者め! 籍も入れて、健康保険も手にした事だし。 (余談) |
アメリカに、Rugrats という、子供達が主人公のテレビマンガがあるんだけど、 土曜日の夜という事で、映画のチケットを先に買ってからじゃないと、売り切れるかなと思い、 上映時間が近づくと、子供連ればっかりが列をなしている。 映画が始まってみると、どうやら、この子供達のうちの1人の父子家庭の子が主人公のようだった。 私は嫌な予感がしてきた。 ♪怖い夢をみた時に優しく抱きしめてくれるお母さん、寝る前に本を読んでくれるお母さん、 なんか私自身も辛くなるような映画の内容になるかな、と想像してしまって、ふと横のティファニーを見ると、 結局この子のお父さんは遊園地の経営者になりたいだけのために結婚しようとしてきた、 いやいいんだけどさ、別に。 |
エイジが日本に帰国したという報告の電話を実家にかけた時に、私は一緒に帰って来なくてボストンに行ったという事を、 「カエさんも一緒?」と聞かれ、「うん」とは言えずに、「いや、ボストンに行った」と言ったらしい。 実は12月に私の両親とエイジの両親は1度も会った事がないので、「顔合わせ」の食事会を某ホテルで、 その私の考えをエイジに言うと、 結局、もうホテルの料亭の予約も取っていた事だし、予定通りする事で落ち着いたんだけど、 |
言ってはいけない事を言ってしまった。 私はいつもティファニーに会いにボストンに来て帰る時は何も言わずにいきなり姿を消していた。 するとそれまで私の大きな手袋を手に着けて、ふざけて遊んでいたティファニーが、いきなり手袋を脱いで、 そして私は泣いたティファニーを見て思わず、「マミーと一緒に帰る?」と聞いてしまった。 YESとNOの意味がまだはっきり分かってないのか、それとも質問の意味がはっきり分かってなかったのか、 ごめんなさい。ごめんなさい。 |
長期の休み明けの今日の月曜日、エイジが会社に遅刻した。 エイジは、「やっぱり起こしてくれる人が必要なんだねえ」なんてのん気にメールで報告してきていたのだが、 「ちゃんと起こしてあげなきゃダメじゃない。エイジさんが結婚したって事は周りもみんな知ってるんだし。 まともな意見なのかもしれない・・・きっと。うん、きっとそれがまともな意見なのかもしれない。 半年に1回、2週間ずつ、ボストンを訪れてティファニーと一緒に過ごしたところで、 何回も言うけど、私はティファニーの存在を「過去の事」として見ていないし、見るつもりもない。 私の母はきっと私がエイジと再婚して今度こそ幸せになるために、 子供を置いてきて、再婚した私にはそんなふうに思う権利もないですか? |
予定より遅く出発した私の便は、空中で急いでくれたらしく、私の乗り継ぎの便になんとか間に合う程度に、 ボストン行きの便は、アメリカ東部時間の朝の6時過ぎにボストンの空港に着いた。 私達の便のスーツケースが出てくるのが遅れていたみたいなので、すぐ横に公衆電話を発見して、 私はポートランドの空港での魔の10時間の話をし、 スーツケースが出てくるらしく、ベルトコンベアーが回り始めたので、私は1度電話を切って、またエイジにかけた。 私は重たいスーツケースを抱え、バスに乗る事にした。 元旦那に電話をかけ、約束の場所までティファニーを連れて来て貰う事にした。 いつもこの瞬間が好き。 その辛さをティファニーに会えた喜びで、かき消すようにするしかないのだ。 |
今日はエイジが日本に帰る日。 タクシーを朝の7時半に呼んで空港に着くと案の定まだ8時くらいでまだまだ時間はある。 結構時間があるように思えて、実はあっという間に9時を過ぎてそろそろエイジの出発の時間になった。 いよいよ、エイジのフライトのアナウンスが流れ、出発の時が来た。 さて、エイジはゲートを越えて行ってしまったが、これから果てしなく長い時間をどうして過ごそうかな、 おばさんと一緒に飛行機を見ていると、おばさんが、「あの飛行機に誰かが乗っているの?」と声をかけてきた。 「Myフレンドはあの飛行機でバンクーバーまで行ってそれから乗り換えて、JAPANに行くんですよ」と私は言った。 いよいよプロペラが回り始めて出発になった。 と、笑っていると、ブルンブルンと言う音と共に、エイジ&おばさんの孫達を乗せた飛行機がものすごい音と共に戻ってきて、 あーあ。行っちゃったね。 エイジの飛行機が離陸したのは10時と予定より20分程度遅れたとは言え、私の飛行機は7時半。 それにしても、長い。 時間はやっと5時過ぎになり、少しお腹が空いてきたので、私は朝エイジと朝ご飯を食べた席に座った。 私の飛行機は安さを求めたため、ポートランド(オレゴン)からボストンに行くのに、 イライラしつつも、長い長い1日が終わり、午後8時10分に私の飛行機はやっとの事で、オレゴンを出発した。 |
いよいよ、今日は引越しの日。 すでに、レンタカーを返していたため、引越しトラック屋までバスを乗り継いで行った。 マットレスを立てて、側面を転がしながら進むのだ。 私達は倉庫に移動し、荷物を詰め始めた。 とうとうアパートも引き払ってしまった。 |