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就職活動日記 A − 00/02/01 - 00/02/29

 

Feb 29, 2000

先日、私の大学でも入試ってヤツがあった。あれからもう4年。月日がたつのは本当に早い。

入試の前日に数多くの子達が下見に来ていたけど、驚いたことに親同伴っていう子が凄まじく多い。どの親子も旅行用のバッグみたいなものを片手に来ていたから、恐らく遠方から受験の為に来たのだろうけど、見ていて友達と爆笑してしまった。

入試すら1人で来れない子が、本気で1人で下宿する気なんだろうか?

親離れ・子離れができない親子が多いらしいけど、モノには限度っていうものがある。まあ、親御さんの「手塩にかけて育てた大切な娘だから、何か間違いがあったら大変・・・」っていう当たり前の気持ちや心配を最大限汲み取ったとしても、オトコにまで親が入試の下見の為に同伴してるっていう現状は、呆れるのを通り越して不気味でもある。

新潟の少女監禁事件といい、私の大学の入試の光景といい、親の子供に対するあり方ってのがあまりに変なんじゃない?あんまり子供を過保護に育てると、何かあった時に頼る事や周りのせいにしかできない子供を増産することにつながっちゃうんじゃないかなあ・・・って気がした。

 

Feb 28, 2000

実家から帰ってきた。高速バスを使ったら、岐阜から滋賀にかけての一帯の降雪で、高速がかなり渋滞してた。時速50km規制なんて、何のための高速道路なんだか分からない。京都の手前からかなりスピードが出てたけど、1時間遅れで神戸に到着。おかげで終バスに乗り遅れた。

名古屋の企業説明会は超満員。あれだけの人数を見ると、競争に勝ち残って行くのは結構大変なことだなあ・・・って実感する。入試の時以来の緊張感が蘇ってくる。緊張感はあるけど、就職活動する事によっていろんな業界の方々とお話する機会が増えた。かなりいいチャンスだと思う。大変な反面、かなり勉強させてもらっている。知識でしかなかった情報を、各社で実際に働いている方々にお話を伺って実際に検証していくって作業も楽しいものだ。

 

Feb 24, 2000

名古屋で企業説明会があるから、しばらく実家の方に帰省することにした。地元の学生も多いことだし、Uターン就職ってのも甘くは無いと思う。地元では比較的規模が大きい物流企業(倉庫)にエントリーしたら、既に満員で説明会の予約すら入らない状態だ。いきなり持ち駒が減ってしまった。

 

Feb 20, 2000

さっきテレビを見ていたら、2歳の子供がお母さんと英語で日常会話していた。この親子は日本人。子供が1歳の時から、会話を全て日本語から英語に切り替えたそうだ。お父さんとは日本語で話す。母親は「子供の為に・・・」って言っているけど、見ていて「異常だ」というのが率直な感想だ。

小渕首相の諮問機関が提唱する「日本人英語教育強化構想」により、日本人の英語教育に対する議論が盛り上がっている。この子の母親が学生時代に留学を経験しており、その経験から「子供には早くから英語を学ばせたい」という思いにつながっているという。

正直、疑問だ。それは尋常でない「お受験」と同じ、子供はそんなことを望んでいるのか?子供に判断能力が付いてきたら、子供はそんな「お仕着せ」を本当に幸せだと思うのか?まあ、そう思う子ならいいんだけど・・・

ある程度、判断力が身についてきた子供に「英語を勉強したいかどうか」を選ばせるならいいけど、子供の頃から無理矢理そういう環境に追いこんでも、それは親の自己満足に過ぎないんじゃないかって思う。親の自己満足や過度の期待が、優秀な子に見える早熟で伸び悩む子供に対してどんな影響やプレッシャーを与えるのか、考えた事があるんだろうか?受験なんかで、親のプレッシャーにより心理的に追い詰められる子もたくさんいる。大学に入る前に予備校で浪人してた時、周りのプレッシャーに追い詰められて潰れていった子達のことを何人も耳にした。

親がやらせようとやらせなかろうと、英語を勉強するヤツは自分でどんどん勉強する。英語が嫌いなヤツは、英語を勉強させる親の束縛を嫌うだけ。私の大学の学生は、海外経験がなくても、みんなそこそこ英語は話せる。学内のTOEIC平均スコアも、日本の大学生の平均的なスコアから見たら、結構高い水準にあると思う。アメリカにいた時に一緒に勉強した日本人の子達も、大学名だの偏差値だのに関係無く英語は話せた。

じゃあ、みんな子供の頃から英語をやっていたか?というと、そんなことはあり得ない。確かに、帰国子女や子供の頃に留学経験がある子は、全体的にリスニング力や発音と言った面では高い水準にある。その点では幼児教育の必要性も認められるけど、それ以上のものではない。

語学なんてモノは勉強したいヤツが勉強すればいいんだと思う。国際的に伸び悩む日本の英語教育のレベルを上げる事も勿論大切な事だけど、それが親の「お仕着せ」とか「自己満足」というものにすぎなかったら、それは今の「お受験」なんてモノと何ら変わりは無いんじゃないの?

 

Feb 19, 2000

SPIの算数に泣きが入っている。SPIの問題集を買ってきて勉強してるんだけど、N進法とか、さっぱり分からない。連立方程式とか数列とかも、昔やった記憶はあるんだけど、すっかり忘れてしまった。面接のための業界研究も大切だけど、算数の勉強もしておかないといけないようだ。

こういう時は、大学の工学部に在籍する弟がいて本当に良かったと思う。

 

Feb 18, 2000

今日、初めての企業説明会があった。大手の鉄道会社。日経のセミナーという形での開催だったが、非常に興味深い話だった。業界研究を進めるという意味でも、意義があったと思う。

ただ・・・正直なところ、来ている学生の方の振舞い方に驚いた。

@みんな、質疑応答の際、「XX大学■■学部のOOです。」と自己紹介する。正直、大学名をいきなり出すあたりが、いかにも「オレを覚えてください」って言ってるみたいで何だかイヤらしい気もするが、まあ、それはある意味「定型」みたいなものだからいいとする。

A問題はその後だ。まず例外無く、本題に入る前に「今日は興味深い話をありがとうございました」 だの「貴重なお時間を割いていただいて・・・」だのと、「ありがとう」ってコトバを通り一遍の挨拶程度に使ってる。英語で言うならば、"Thanks for ・・・" の "for" 以下が無い。何か特別に勉強になったことに対して「ありがとう」と言うのならばともかく、「みんなが言うから・・・」とか「言っておかないと人事に悪い印象を与えるから・・・」といった程度のものでしかない。通り一遍に言うだけならば、言わない方がマシだと思う。そこからは話して下さった方に対する誠意が感じられない。

B来ている学生のほとんどがグレーのスーツだった。一体、誰が「運輸関係はグレーのスーツ」なんて決めたのだろうか?

Cお話の要所要所でメモを取るのならば分かるが、会社案内に書いてあるような概略的なものまで全部必死にメモを取っている学生が多い。何だかこっちまで、一字一句たりとも聞き逃したらいけないんじゃないか?って思わず思ってしまうぐらいだった。

今日、かなり強く感じたのは、「これは何か?メモの取り方や挨拶のフリをする方法までマニュアル本とかに書いてあるのか?」ってことだった。基本的にマニュアル本は参考程度に留めようと思ってるけど、ここまで数多くの学生がクローンの如く同じような振る舞いや話し方をする光景は、はっきり言って異常だ。これが就職活動だと言うのならば、また、他人と同じように振る舞わないと内定が貰えないと言うのならば、いろんなところで何かが狂ってると思わざるを得ない。

まあ、そんな世界に身を置いて行くわけだから、こっちもその点は考えないといけないけどね。

 

Feb 17, 2000

札幌の丘珠空港で、エアーニッポンのYS−11型機がオーバーランしたそうだ。滑走路わきの雪山に突っ込んだYS−11の写真が何とも痛々しい。死亡された方がいなかったのが唯一の不幸中の幸いだ。パイロットの操作ミスの可能性も指摘されており、運輸省の事故調査委員会の調査結果が気になるところだ。

 

Feb 16, 2000

今日は友達が1人、神戸を去った。これから1人また1人と・・・同じ時間を同じ街で過ごした友達が神戸を去って行く。去年10ヶ月ほどアメリカにいたから会う事は無かったけど、トータルで4年。考えてみれば結構な時間だ。

振り返って見ると、実にどうでもいいようなことが多かった。同じクラブにいて、同じようなことで悩んだり楽しんだり・・・クラブ活動を辞めた後も、同じバイトに友達を巻き込んだ。上司の悪口やとりとめもないことで盛り上がったり・・・

クルマを買った友達がいて、夜中に高速を飛ばして大阪に行ったり、意味も無く姫路や赤穂の方までドライブした。もう乗る事は無いかもしれないけど、ちょっと車軸が曲がっているようで走行中にやや左側に寄って行くクルマ、私が深夜に側面を擦ったあのクルマともお別れだ。

何だか・・・1人、神戸に取り残されるようで寂しい気もする。

人の出逢いってのは偶然じゃないと思ってる。あくまで必然であり、お互いにとって友達って言うのが意味がある存在だからこそ、そこに出逢いってのがあったんだと思う。友達って言う存在があったからこそ、今の自分があるんだと思う。人は1人じゃ生きていけない。

就職するヤツ・しないヤツ、これから先の生き方は様々だけど、精一杯頑張って欲しい。同じ時間を同じ街で共有した友達に、幸多からんことを祈りたい。

 

Feb 14, 2000

今日はチョコの日。韓国でも、デパートなんかでチョコの特設カウンターがあった。このチョコの日、絶対おかしメーカーが消費者を煽ってる日本だけの習慣だと思ったのに、どうやら世界中でやってるらしい。ちょっとバカにしてた。

秋ぐらいに彼女にフラれた人にはあんまり関係の無い日だけど・・・(苦笑)

 

Feb 13, 2000

阪神高速の料金体系が変わる。具体的には神戸線が値上げになり湾岸線が値下げになるそうだ。これは、今、国が控訴している尼崎公害訴訟に絡む問題だという。

今回、「ロードプライシング」という方策が取られるそうだ。「汚染源」となる高速道路の料金を上げ、その迂回路となる高速道路の料金を下げることにより、全体の交通量の調整をはかる方策のことを指す。全体的な交通量を減らす事は難しいかもしれないが、環境問題の観点からはおもしろい方策だと思う。早期の実現が望ましい。

まあ、神戸線が値上げになれば、帰省に神戸線を走る高速バスを利用する私にも運賃面で影響が出るのではないかという気もするけど、これは仕方の無いことだろう。

 

Feb 11, 2000

バイトが始まった。留学前の会社に、勤務する店舗は違うけど復帰させてもらえることになった。とりあえずはこれで生活費の一部と就職活動にかかる費用は捻出できる。10ヶ月いなかった間に、人件費の面では随分厳しくなった。まあ、業績が上向かないことや、消費者の嗜好の変化か、全体に商品の単価が落ちてることなんかを考えると、それも仕方の無いことかもしれない。

それにしても人件費をカットしすぎだ。従業員、特に管理職が1人でも倒れたりすると、勤務シフトが一気にやりくりできなくなる。管理職が2人ぐらい倒れると、もう近隣店舗のシフトが真っ青になる状態。みんな、健康にだけは充分気をつけないと、同僚に凄まじい迷惑がかかることになる。

 

Feb 10, 2000

無事、帰って来れた。かなり楽しかった。率直に、韓国も日本も、もはやそれほど変わらないというのが実感だ。むしろ、韓国は物価が日本の3分の一から半分ぐらい(もちろん、給与水準も半分ぐらい)だから、コスト面での国際競争力という意味では、韓国の方がむしろリードするぐらいだと思う。

昔は「メイドインコリア」の服なんかは粗悪品と言うイメージもあったが、今はそんなことは感じさせない。また、大韓航空も「乗ったら機内にキムチの匂いが漂ってる」というような話を耳にしていたけど、乗ってみたら米系航空会社の機材よりもはるかに綺麗だし、客室乗務員のサービスの質も高い。あとは安全性が問題だけど、今はどこの航空会社も危険性では大差無いと思う。

日本の韓国に対する見方は、イメージばかりが先行していることがよく分かった。

 

Feb 6, 2000

突然だが、明日から4日ほどソウルに旅立つ。航空券の予約を取ったのは10日ほど前。ソウルでは、韓国人の友達と元ルームメートのお世話になる。就職活動が本格的に始まる今月中旬から7月の上旬ぐらいまでは多分もう旅行に行く時間なんか取れないこと、今の時期ならオフシーズンで航空券が比較的安いこと、などなど。

最初は人気の無い静かな東北の方の温泉にでも行こうかと思った。けどまあ、この際、日本を離れちゃうのもいいかなあ・・・と。国内にいても近距離のアジア諸国にいても、使う予算自体はそんなに変わらないし。考えてみれば、これはメチャメチャおかしなことだ。

アシアナ航空で行きたかったのだが、満席で全然予約が入らず、代わりに大韓航空利用になった。どうも大韓航空っていうのが不安だけど、韓国最大の航空会社。経験としては面白いかもしれない。

 

Feb 5, 2000

さっきMP3に変換したMAXの「一緒に・・・」を聞いてて、少々ヘコんだ。「一緒にいたいと、初めて思った・・・」って歌ってるけど、なかなかこのあたりがグサっとくる。グサっとさせる子は、今は元気にしてるんだろうか?

 

Feb 4, 2000

ビギナーズラックとも言うべきか、買った株がなかなか面白い値動きをしている。とは言え、所詮はミニ株。上がるにしても、子供の小遣いより少しはマシといった程度だが・・・就職活動も気になるけど、株価の動向もかなり気になる。

 

Feb 1, 2000 

会社四季報を読む。会社四季報やその他の本、そしてYahoo!Japanファイナンスの企業情報などをもとに、企業ごとの情報をまとめていく。これが最近の日課。

先月から株を始めた。と言っても、資金に余裕が無いから、貯金の一部でミニ株(単位株の10分の1から)を少し買ってるだけ。機関投資家から見ればアホみたいな額だ。それでも、ミニ株と言えども証券会社を介した株式取引。動かしている額も、万一株券が紙切れになるようなことがあったら全力で働いた月のバイト代2ヶ月分ぐらいは軽く吹っ飛ぶぐらいの額。それだけに真剣だ。四季報を読むようになったのも、就職活動だからということだけではなく、株を始めたということも影響している。

株だって言うと、今は「まず情報通信・バイオ関連、次に薬品」というのが定説になっているようだ。事実、これらの業界の株値は凄い勢いでうなぎ登り。株式市場の世界的なトレンドであるニューヨーク市場が暴落したら、期待買いで上がってる日本の株価はどうなってしまうんだろう?って素朴な疑問を抱かざるを得ないぐらいだ。反面、内需拡大が期待できると言われながらも、私が株・就職の両面で重きを置いている運輸・倉庫は残念ながら動きが鈍い。短期で勝負をする銘柄群ではないということが分かっていても、ついつい期待を込めて毎日の値動きをチェックしている。

世の中動いている。就職活動だからと言って、自分の志望業界の動きばかりを追いかけていたのでは確実に時流から取り残される。いかに情報を活用できるか?株も就職も根本は同じだと思う。