| ■ 歴史 ワシントン州は、1889年11月11日に、42番目の州としてアメリカ合衆国に認められました。ワシントン州には、元来シヌーク族、ピュアラップ族など約50種族のネイティブ・アメリカンが先住していました。その為、北海道の多くの地名が、先住民であるアイヌの人々が使用していた言葉に因んだものが多い様に、タコマやスポケンなどワシントン州の多くの都市の名も、先住民であるネイティブ・アメリカンの言葉に因んだものが多い様です。因みに、シアトルという名の語源は、この地の先住民族であったスコーミッシュ族の酋長「シアルス(Sealth)」から来ているそうです。ワシントン州最大の都市であるシアトルの発祥は、1851年に開拓者達が来た事によって始まり、その後林業を中心に発達し、更にはアラスカや極東に向けての貿易港として急激に発達していきました。また、第1次世界大戦や第2次世界対戦といった戦争のおかげで、ボーイング社を筆頭とする軍需産業が発展し、更には小麦、ジャガイモ、リンゴなどの農業も発達しました。現在では、マイクロソフトを代表するコンピュータ産業が活発になっています。 ■ 地形・気候ワシントン州は、アメリカ太平洋岸北部に位置し、西は太平洋、東はアイダホ州、南はオレゴン州、そして北はカナダに面した州です。シアトルは、北緯47度39分西経122度17分に位置し、緯度的には北海道の北にある樺太とほぼ同じですが、地形的に海洋性気候地帯に位置している為、年間を通じて比較的温暖な気候です。夏は湿気もあまりなく、気温もそれほど上がらない為、ほとんどの家には冷房の設備はありません。一方、冬は雪が降る事は珍しく、氷点下になるほど寒くなる事も稀です。シアトルと言えば、雨が多いという印象を受けますが、実は降雨量自体はそれほど多くなく、むしろ日本よりも少ないそうです。恐らく、夏以外の季節の降雨日数が多い為、そのような印象を受けるのではないでしょうか。ただし、山間部での降雨量は多く、これがワシントン州の醍醐味である豊かな自然を形成しています。ワシントン州の「エバーグリーン・ステイト」、シアトルの「エメラルド・シティ」といったニックネームは、その美しい自然からつけられたものです。 ■ 面積ワシントン州全体の面積は約17万平方キロメートルで、日本の国土の約半分の大きさです。また、シアトルの面積は約235平方キロメートルあります。 ■ 人口ワシントン州の人口は約570万人で、これは東京都の約半分の人口にあたります。シアトルの人口は約53万人で、これは全米で約20位にあたります。シアトルの人口の人種構成は、白人が大多数で約75%、黒人が約10%、アジア系が約11%となっており、日系人は約1万人といわれています。 ■ 国際関係シアトルは、全米2位の姉妹都市締結の多い都市です。現在20以上のワシントン州の都市と30以上の日本の自治体が姉妹都市提携を結んでおり、最も古くからのものはシアトル市と神戸市の1957年に締結されたもので、以来活発に交流が続いています。こういった文化交流を背景に、日本はワシントン州にとって、輸出入共に最大の貿易相手国でもあり、州における日本企業の数は200にも上るそうです。
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